投票所という空間(参院選2019)
さきほど参院選の投票に行ってきた。
国の今後を決める大切な1票。
であることに変わりはないが、やはりあの空間ではその実感はない。
投票所に滞在した時間は、わずか1分もなかった。
前回の参院選は2016年、投票率は50%をこえる程度であった。
自分の投票が、重要な1票であることを国民全員が理解していれば、このような結果にはならないだろう。
しかし、国民全員を1か所に集めて投票することもできなければ、1票の価値を簡単に可視化することもできない。
現状では、投票する意思を持った人たちで、政治の方向性を決めていくしかないのである。
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それにしても、私は投票所のあのなんとも言えない空気感が好きである。
普段は学校や保育園、公民館として使用されている1室に設置された椅子や机。
そこに置かれている投票箱。
とても閑静である。にも関わらず、10人ほどがそこに居合わせている。
立会人の男性は少し優しい表情をして座っているが、果たして何を目的に座っているのかはわからない。
非日常すぎる。非常におもしろい。
正直、自分の1票の重さは全く感じられない。
ただ、選挙の日に投票所に行こうと思える。
特に予定もない暇な時間があるくらいなら、投票所に行って、サッと1票入れてくる。
そんな感覚でいいんだよ。
というか、投票って実際そんな感覚なんだよ。
候補者や政党については情報を得て、本気で選ぶけどね。
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まだ選挙に行ったことのない人が、1人でも多く投票所に足を運びたくなりますように。