ひねくれ者の頭の中日記

人と違う視点を持った”ひねくれ者”のブログです。

最後の大会に負けた教え子

最近中学3年生になる教え子から連絡がきた。

どうやら所属する少年団チームの最後の大会で敗退してしまったようだ。

その教え子は悔しさを滲ませながらも、全力でやり切った様子で、次の目標に向けて前向きに進んでいこうとする気持ちが伺えた。

少し微笑ましくなった。

こういった状況には多くの人が遭遇することだろう。特に家庭を持つ人や子供と接する仕事をする人にとっては、必ず訪れる出来事である。

その中でもスポーツをする子供たちと関わる人にとって、”最後の大会”というものの持つ意味は非常に大きい。自分の目標としていたところに到達できずに、悔しい想いをする子供たちに何て声をかければいいのかわからなくもなるだろう。

 

 

ここで有名なクイズを紹介しよう。わかる人にはすぐにわかる問題だ。

「Q.100チームでトーナメント戦をした場合、全部で何試合行われるか?」

f:id:nejiresensei:20191009164658j:plain

答えは「A.99試合」である。

トーナメント戦においては、1試合するごとに1チームが敗退する。

つまり、100チームのうち99チームは敗退するわけなので、99試合行われることになる。

この原理は数字で見ると納得できるものではあるが、実際に置き換えて考えてみるととても残酷な事実である。

100チームのうちほとんどのチームは優勝を目指して大会に臨むのに、それを実現できるのは、たったの1チームである。

それに限らず100チームのうち半分の50チームは勝ちを経験することさえできない。

そして99チームの選手はみな、大会から敗退したという事実に向き合わなければならない。

 

 

”負けることは悪いことではない”

負けることには全てマイナスの面があるということではない。特に子供たちにとっては、そのときに感じる悔しさが成長するための糧となるのである。大人になってからも、うまくいかないことはたくさんある。それでも、そのうまくいかなかったことをどう感じ取るかで、その失敗の価値が大きく左右される。失敗の価値は固定されていない。その価値の大きさは人それぞれの失敗に対する考え方の違いに影響される。だから、成長段階の子供にとって負けというものは、そこから多くの学びを得ることのできる機会なのである。

”結果よりも大事なことがある”

ここがあまり多くの人には理解されていない考えである。人間の生物的な本能でやはり勝ち負けといった結果に強い執着をもってしまう。もちろんこの性質を持っていなければ成功することはできない。しかしその志向が強いあまりに結果以外のものがみえなくなってしまうことがある。これが問題なのである。

結果は運による要素も絡んでくる。だから、私たちには結果を決定することはできず、できることは結果が出る確率を上げることである。たとえ能力のある人であっても、全てにおいて結果を出すことは現実において不可能なのである。

最も重要なことは、私たちが何を考えどう取り組んで結果を出そうとしているのかである。この過程こそがその人にしかできないという独自性や価値を作り出す。つまり、結果を出すことよりも、結果を出すために形作った”アイデンティティ”を確立することの方が重要なのである。

ここは本当に文章じゃ伝わりづらい。。。

 

 

今こそ、あなたの子供・生徒がとても重要なことを学ぶチャンスです。

「よく頑張ったね。」

と言ってください。

そして、

「結果よりも大事なこと」

を伝えてください。

これが私の願いです。

レストランで「ありがとう」を10回言う人

最近面白いことに気付いた。

休日に友人とレストランに食事を行ったときのことだった。

私は店員さんに対して不愛想に注文を言う友人に少しイラっとした。もちろん怒ってはいない。少しイラっとしただけ。

私はそれをカバーするかのように、店員さんに注文を告げた後、「ありがとうございます。」と一言添えた。特にその一言に効果があるとは思わないが。

 

そのとき気付いた。私はこれまで、飲食店の店員さんに対して、とてつもない数の「ありがとうございます。」を言っている。

 

私が「ありがとうございます。」と言ったのは、友人のせいではなかった。完全に習慣として言っていた。振り返ってみると、1回の食事で最低でも4回、最高でも10回の「ありがとうございます。」を言っていた。

f:id:nejiresensei:20190926162710p:plain

①席に案内されたとき

店に入る。おしゃれな店だ。店員さんに「2人です。」と指をピースの形にしながら伝える。少し奥の2人で話すにはちょうど良さそうな席に案内してもらった。

「ありがとうございます。」

②水が運ばれたとき

メニューを手に取る。優柔不断な私は決めるのに時間がかかりそう。そう考えているときに目の前に小さめの2つの水の入ったグラスが置かれた。

「ありがとうございます。」

③注文をするとき

友人はすぐに注文を決めた。私は決断に時間がかかる。しかもここは初めて来る店だ。こういうときは先に店員を呼んでから、自分を追い込んで強制的に注文を決めるスタイルで臨む。自分の決断に半信半疑で注文をする。厨房に向かおうとする店員さんに

「ありがとうございます。」

もしくは、ここは

「お願いします。」

④料理が運ばれてきたとき

私の決断は間違っていなかった。完全にイメージ通りの料理が来た。今日はツイてる。いや、私の決断力が磨かれてきている。そしてその成果が目の前に置かれた。

「ありがとうございます。」

⑤皿が下げられたとき

店員さんのお客さんを見る目が鋭い。その気持ちわかる。私も飲食店でバイトをしていたからわかる。何もすることがないと暇なのだ。だから、料理を食べ終えたお客さんのところに行って皿を下げる。閉店間際だと、早く閉店作業をしたいから、よりその目つきが鋭くなる。わざわざ自分たちのお皿に目を光らせてくれた店員さんに

「ありがとうございます。」

⑥水が追加されたとき

水がセルフで追加できないのは不便ではあるが、それはそのレストランが少々お高めの店であるということのバロメーターでもあるのだ。そして暇な店員さんは水のグラスにも鋭い目線を向ける。小さなグラスにわずかな水が注がれる。

「ありがとうございます。」

⑦⑧⑨ドリンクを頼んだとき、ドリンクが運ばれたとき、グラスが下げられたとき

長居して友人と話すときは追加でドリンクを頼む。以降は説明するまでもない。何かを言うとすれば、「ありがとうございます。」のフィーバータイムである。

⑩会計をしたとき

今日は面白い話ができた。不愛想な友人だが人生設計はきちんとしている。価値観も独特のものがある。また話を聞くことになりそうだ。今日は私が全額支払って店を出た。

「ありがとうございます。」

もしくは、ここは、

「ありがとうございました。」か「ごちそうさまでした。」

 

 

私は何がきっかけであったかはわからないが、「ありがとう」や「よろしく」の感情をきちんと態度に出して、相手にわかるように表現することへの強いこだわりがある。

相手に気を遣ってしまうという性格の影響であるのかもしれないが、「ありがとう」や「よろしく」ときちんと相手に伝えないと気が済まない。

先ほどの状況であれば、友人との会話が多少途切れようとも、必ず店員に少し頭を下げ、軽い口調で「ありがとうございます。」と言う。

これだけ頻繁に「ありがとうございます。」と言っているが、一度として惰性で言ったことはない。大きな感謝ではないが、本当にその店員に対して感謝の気持ちがあるときにしか「ありがとうございます。」と言わない。というか、感情のない「ありがとうございます。」を自分が言ったところで、そんな自分の言葉に価値なんてないと思う。

飲食店に限った話ではない。車を運転しているときに狭い道の手前で止まって譲ってもらった相手には、少し頭を下げ、右手を挙げて、言葉で伝えることができなくとも、相手にこちらの気持ちが伝わるようにする。

 

 

世の中には私たちが思っている以上に感謝を伝えるチャンスがある。感謝を伝えることの利点は、人間関係をプラスの方向にもっていくエネルギーが存在することである。感謝を伝えることがあれば、感謝を伝えられることがある。感謝は相互関係で発生し、またその感謝を伝えることで、感謝が連鎖的に増えていく。これは集団形成において本当に重要な要素である。

もちろん感謝は伝えることが全てではないとも思う。ただ1つ確実に言えることは、感謝を伝えることにほとんどデメリットがないということである。感謝を伝えないよりは伝えたほうが確実に良いのだ。

 

 

 

 

最後に、

飲食店の店員目線からお客さんのことを語る面白い動画がありました。"俺の持論"という番組で、お笑いコンビのウエストランドの井口さんが話している動画です。一度見てみてください。これをきっかけに普段の行動が少し変わるかもしれません。

www.youtube.com

人生のゴールはどこだ?!

f:id:nejiresensei:20190917171325p:plain

何事にも終わりがあります。それは人生においても。

私たちはなぜ生きているのでしょうか。人生のゴールがどこかを考えることは、自分の生きる意味を見つけるヒントとなるかもしれません。

①夢を実現したとき、目標を達成したとき

私たちがまだ小さいころ、多くの人たちが自分の夢を持つようになります。それは徐々に年齢を重ねるにつれ、実現までの道筋が描かれた目標となり、私たちはそれを目指して行動するようになります。自分の夢や目標が人生のゴールとなれば、日々の行動の指針や自分の考えがはっきりしていきます。目指すものがあるかないかで人間の行動というものは大きく変わっていくものです。だから私たちが出会ってきた教育者とよばれる人たちは、決まって夢や目標を持つことの大切さを説くのです。そして、その波に乗り切れない人たちも出てくるでしょう。自分のやりたいことが何なのかがわからない人たちです。夢の実現や目標の達成を人生のゴールだと設定した場合その人たちは生きる意味を失ってしまいがちなのです。何も夢や目標に向かって行動することが全てではないのです。日々の楽しみを探すというだけでも、十分に人生を送る価値はあるのです。また、夢や目標をたとえ持っている人であったとしても、それを達成した後に同じような状況に陥ることだってあります。夢や目標を持っていた人が、先の自分を見失うことだってあるのです。

②現状に満足したとき

私たちは常により良い生活やより良い自分を求めて行動します。これは人間に備わっている欲のためです。だから、学生のころには必死に勉強して受験や就活をし、会社員のころは昇給や昇格のために業績を出そうとするのです。また、周りの人と少し違ったことに取り組んで、社会の中で自分というものを表現しようともします。世の中は競争で溢れています。だからこそ、現状に満足しているようでは、どんどん先を追い越され、自分の求めているものが手に入らないのです。現状に満足したときが人生のゴールと考える人たちは、そこまでの道のりの中で、常に理想の自分を追い求めることができます。一方で、現状に満足する瞬間はいつ来るのかがわかりません。それは突然訪れることだってあるのです。もうこのままでいいかと思ってしまった人は、今までの勢いが嘘だったかのように、人生からドロップアウトしてしまうことになります。

③人生を終えたとき(死んだとき)

自分の人生のゴールは自分で決めることはできないということです。そして、自分が人生を終えるまでは、生きる意味を見出すことができます。最近よく耳にする終活という言葉は、この考えが根本となっていることでしょう。定年退職してからも、旅行をしたり、趣味の時間を作ったり、孫の成長を楽しんだり、といったように最後まで自分らしい人生を送ることで、人生の最後まで充実した時間を過ごすことができます。ただしこういった人生を送るには、老後にある程度のエネルギーが必要となってきます。まずは、身体的や精神的なエネルギーです。体を悪くしてしまったり、心を悪くしてしまったりしては、行動をすることさえできなくなってしまいます。そして、金銭的なエネルギーも重要となってきます。自分でお金を稼ぐことができない状況である以上、老後の蓄えをしっかりと計画的にしていなければ、自分の人生のゴールに向かう最終盤において、ゴールテープの手前で力尽きてしまうことになりかねないのです。

④人生にゴールはない

人生にゴールはないという考えを持つことのできる人は、自分の生きている時代の前後との関わりを大切にすることができます。自分が不自由なく生活できるのは先祖のおかげであり、お金を稼ぐことができるのはその会社や社会全体のシステムを作った先人のおかげであるということをきちんと理解できています。またそういった人たちは後世に何かを残そうとすることができるのです。自分の子や孫に財産を残し、死ぬまでに遺言や自分のお墓についてのこともきちんと考えます。また、職場の後輩や自分の教え子には積極的に自分の経験談を語ります。この世界が全ての人の人生の連鎖で、もっと先まで続くゴールのないものだと考えているのです。その一方で自分の人生にゴールがないとなれば、少し他人のために生きた人生を送ってしまいがちになるのです。エゴがないということは素晴らしい一面ではあるのですが、その反面何か大きなことを成し遂げるためには少しスケールの大きさが足りなくなってしまいます

 

 

f:id:nejiresensei:20190925174154p:plain

 

 

私は今は②の考えに最も近い意識で日々生活しています。人それぞれに答えは違うと思います。また、時間の経過によっても考え方は変わっていくかもしれません。

自分の人生のゴールはどこにあるのかを考えることは、自分の生きる意味を考えることとつながっています。私たちがとあるときにふと思う「なんで私は生きているんだろう?」という漠然とした疑問の答えに少し近づけるのかもしれません。

日常を彩る(色取る)

あなたが下の写真に色をつけるとしたら、どんな色を選びますか?

f:id:nejiresensei:20190912160858j:plain

もちろん全員が同じ色をつけることはありません。

晴れ晴れとした気持ちで青空を想像する人もいれば、夕焼けの落ち着いた景色を想像する人もいるかもしれません。もしかしたら、そのままの色で、孤独に落ち込んだ姿を想像する人もいるでしょう。

こういったように、人は色によって感情を表現することがあるのです。あなたがこの絵に投影した色は、あなたの感情の投影でもあるのです。あなたは、言葉を発さずとも、色によってメッセージを伝えることができるのです。

色で性格がわかる

f:id:nejiresensei:20190912161656p:plain

スイスの心理学者ルッシャーは、自らの研究から、色の好みにその人の性格が投影されていると主張しました。あなたの好きな色は何でしょうか。ルッシャーの主張によると、赤は情熱的で自己主張の強い人、青は知的でクールな人、緑は平和主義で現実主義な人、黄は好奇心旺盛で野心家な人、が好む傾向にあるそうです。これらの色に限らず、ほかの色にもその色が示す性格的な意味があります。あなたが着る服、使う道具、選ぶ商品、目につく広告、、、さまざまなところで無意識のうちに、私たちの日常は色で彩られています。

色で日常が変わる

f:id:nejiresensei:20190912162716p:plain

私たちは日常の中で、さまざまな色による影響を受けています。

例1)かき氷

夏祭りでは定番のかき氷には、色の効果が利用されています。これは有名な話かもしれません。かき氷には必ずといっていいほど、シロップをかけますよね。シロップには、イチゴ・メロン・ブルーハワイなどいろんな味があります。これらは実はすべて同じ味なのです。かき氷のシロップは、多くの場合、着色料と香料の違いによって味が分けられています。たとえ味が同じであっても、人は色から受ける印象、そしてかき氷のシロップの場合は、香りから受ける印象も相まって、まるで味が違うかのように感じるのです。

例2)企業ロゴ

日常何気なく目にする企業ロゴの色使いにも、各企業の戦略が隠されています。赤は、視覚的に訴える力が一番強い色とされています。コカコーラ・マクドナルド・ユニクロなどの企業ロゴは赤を採用し購買意欲の向上を狙っているのです。また、セールや割引の表示は必ずと言っていいほど赤を使用します。これも色による経営戦略です。青は、安心感や信頼感を与える色です。ANAサントリーは企業ロゴに青を取り入れ、ツイッターフェイスブックといったSNSのロゴも青が使われています。黄は活動的なイメージを持っています。マツモトキヨシクロネコヤマト松屋のロゴは黄色です。また、黄は危険を表す色でもあり、道路標識や注意看板は黄色で示されます。ほかにも癒しの色の緑を使ったスターバックス、女性的な色のピンクを使ったゼクシィなど、色の使い方によって企業のイメージの第一歩が形作られているのです。

例3)街灯

最近では青色の光を出す街灯が設置されることがあります。これは青色の街灯が犯罪率を低下させると言われているからです。イギリスのグラスゴーで青色の街灯を設置したところ約40%犯罪率が減少したことが始まりです。必ずしも効果があると証明されたわけではありませんが、青は人間の感情を落ち着かせる効果があることと、人間の視覚が暗くなるほど青に敏感になるということが根拠となっています。色による効果は広範囲にわたって利用されているのです。

色は国によって違う

どうやら日本人が持つ色へのイメージと外国人の持つ色へのイメージは、異なる場合があるようです。日本では、男は青、女は赤といったイメージがあり、トイレの男女の看板にも色分けがされています。しかし外国では、トイレの入り口の看板に色分けがされていない国が多くあります。これは諸説ありますが、日本人の先祖に当たる人種が、狩りに出かける男は空の青、植物を採取する女は木の実の赤、というイメージを持つようになったことに由来するそうです。

国によって色へのイメージが大きくわかれるのは、性的な表現をするときに何色を用いるかです。日本ではピンク、アメリカでは青、中国では黄、スペインでは緑といったように大きく異なります。国の文化や歴史による色へのイメージの違いについて知ることも面白いかもしれません。

 

 

今日から、色をうまく利用して、生活を彩ってみましょう。勝負時にスイッチを入れたいときに、赤色のものを身に付けてみてはどうでしょうか。仕事で疲れて、落ち着いてリラックスしたいとき、自然をめぐって青や緑を目にして、癒されてみてはどうでしょうか。食欲がないときには、テーブルに暖色を配置してみましょう。自然から得ることのできる食物で青色は存在しないので、できるだけ明るい色の方が食欲が増します。また、ファッション業界では流行色は年々変化していきます。風水による決まった色の効果もあります。

あなたの人生に色の要素をプラスしてみることで、新しい可能性が開ける場合が大いにあります。

色は日常を彩ってくれます。

見た目と中身 「カッコつけていこうぜ。」

「カッコつけんなよ。」

誰もが耳にしたことがある言葉。言われたことがある人もいるでしょうし、自分が言ったことのある人もいるでしょう。今回は

「カッコつけていこうぜ。」

っていう話です。

f:id:nejiresensei:20190911164834p:plain

見た目の影響

見た目が人に与える影響はとても大きいものがあります。『人は見た目が9割』という本もヒットしました。9割とまでは思いませんが、人は少なからず、初めて出会った人の第一印象を見た目から判断します。これは悪いことではありませんし、思考の自然な流れなのです。初対面の人がどんな人かを判断する材料なんて、最初は見た目くらいの情報しかないのです。

仮にあなたが駅で見知らぬ人に声をかけられたとします。その人の体形の違いによって、あなたの脳は自然に相手のイメージを作っているのです。想像してみてください。痩せている人の方が健康的な生活をしているように見えませんか?体格の良い人の方が頼りがいがあるように見えませんか?もしかしたらそういう傾向にあるのかもしれませんが、本当にそうなのかはわからないのです。

これは人だけに限った話ではありません。人通りの少ない田舎道を走る高級車と軽トラックはあなたにはどう映りますか?軽トラックの方が遅い速度で走っているように見えるのではないでしょうか?同じスピードで走っていても、私たちの脳はそう判断するのです。

f:id:nejiresensei:20190911165127p:plain

見た目で判断は悪か?

ここまで書いてきたことは、決して人間が見た目で判断する悪い生き物だということを示したものではありません。これは人間の習性であって、何も悪いことではありません。むしろこれらのことに納得できる人は正常です。

しかし、私たち人間は、見た目で判断することを悪とする傾向にあります。それは人の見た目は遺伝による先天的な影響があるからなのかもしれません。生まれながらに容姿の差がある私たちは、「人は見た目ではなく、中身で判断するべきだ!」というルールを生んでしまったのです。これはそもそも人間の習性に反しています。人は無意識のうちに見た目で判断していることを理解する必要があるのです。だから、「人は見た目と中身の両方で判断すべき」なのです。

カワイイはつくれる

これは花王のシャンプー『エッセンシャル』のCMのキャッチコピーです。この言葉の通りです。カワイイやカッコイイは作れます。何もテレビに出ている女優や俳優を超える見た目なんて目指さなくていいのです。

カラダをつくる

これが見た目の土台です。肌を保湿し、体毛を整える。これだけでも大きく変わります。髪型も美容師に相談し、少しの筋トレで体を鍛えるのです。少しの変化を毎日継続するだけで驚くべき変化があります。自分のカラダは磨けば磨くほど、新しい魅力に気付くことができます。

表情をつくる

口角が上がっていることは非常に重要です。それだけでも人に与える印象が大きく変わります。ただし、無理やり口角を上げることは難しいことでもあります。だからこそ、日常が充実している人の方が有利です。仕事の忙しい人は週末の趣味を見つけるだけでも、表情が少し変わってきます。

ファッションをつくる

あなたが着る服も見た目に影響を与えます。ファッション誌を読むもよし、ショップ店員に相談するもよし、センスのある友達と買い物に行くのもよし。あなたに似合った服は、あなたの魅力に相乗効果を与えます。そしてファッションは生まれつきの要素はあまり絡みません。あなたはテレビに出演するタレントよりもセンスの良い服を選べる可能性があるのです。

 

見た目に自信が持てるようになれば、さらに自分に磨きをかけるようになります。そして周囲の人は自分に対して好印象を持つようになります。こうして初めて、自分の中身を多くの人に正しく知ってもらえるのです。

「私は中身で勝負する!」と思っている人こそ、見た目に時間とお金を費やすことをおすすめします。見た目は対人関係の入り口なのです。入り口が狭いことには、誰も入ってきません。見た目で「あ、この人のことに興味あるな」と思わせたところで、自慢の中身で勝負してください。

さあみなさん、明日から「カッコつけていこうぜ。」

無駄をなくす3秒ルール

f:id:nejiresensei:20190830210926p:plain
誰でも経験する無駄な時間 

「あー、このままごろごろしてたいなあ。やべ、洗濯物干すの忘れてた。だるいなー。今終わらせたら楽だけどなー。面倒くせえ。あとでいいや。」

誰にでもこんな経験があります。やらなければいけないことを後回しにする。やりたいと思っていたことを結局やらない。動くのが面倒くさい、今はゆっくりしたい、という理由で、ついついスマホをいじり続けたり、ベッドにねそべったりする。いわゆる無駄な時間です。今やれば得をする、今やれば後々ゆっくり過ごせるとわかっていても、それを後回しにしてしまうことありますよね。

人間の性質のせい

これらのことが起きる原因は、人間のもともと持ち合わせている性質によるものです。人間は未来の報酬よりも、目先の報酬の方が欲求が強くなるのです。この先にとってメリットがある行動でも、今の快楽の方が優先されやすいように脳がシステム化されているのです。これは変えられない事実です。

現状を一変するルール

これを改善するには、脳に新たなシステムを習慣化させることです。その中でも個人的に一番効果が大きかったのは、”3秒ルール”です。その行動をやるかどうか迷ったときに3カウントするだけです。頭でカウントしても良いし、口で言ってもかまいません。とにかく行動をするか迷ったときに、必ず3カウントするのです。

これはなぜ効果があるのかというと、3秒を過ぎてしまって、脳が考え始めるのを防ぐことができるからです。これも人間の性質ですが、人間はあらゆることを考えた結果として、結局何もしないことを選ぶ傾向にあるのです。考え始めてしまったらその時点で負け。行動するか迷ったら「3・2・1」と数えて、0になると同時に立ち上がるのです。

重要な決断の場合

このルールは日常の些細な行動だけでなく、ほかの状況においても行動するかどうかを決断するとに役立ちます。先ほども言いましたが、いろいろ考えると人間は何もしないことを選ぶ傾向にあるのです。だから、気になる人に会おうと思う、バイトをやろうと思う、新しいことに挑戦しようとするときに一歩踏み出せない人は、明日を迎えたときに3秒数えて行動するようにすれば、簡単に一歩踏み出せるのです。

ただし、人生を左右する重要な決断の場合は、必ずしもこの方法でうまくいくとは限りません。なぜならその行動が人生を左右するからです。ただ一つ知っておいてほしいのは、結果は変わらないということです。最終的にあなたが選んだ道に対する結果は、あなたが決断に際して何を考えたかによっては変わりません。もちろんどの道を選ぶかで結果は変わります。だからこそ、道を選んだのであれば、それをやるかどうかに悩む必要は全くないのです。そんなときに一歩が踏み出せなければ3秒ルールが助けてくれるかもしれません。

人によって合う合わないはあると思うので、ぜひ一度試してみてください。

1人が好きな人の特徴

私は1人で生活することが大好きです。

みなさんのまわりにも1人でいることが多かったり、1人で行動することが好きな人がいるはずです。

一部の人からは何を考えているのかよくわからず、絡みづらいと思われることがあります。なので今回は、1人が好きな人はこんな特徴を持っているということを紹介しようと思います。

 

・人が嫌いなわけではありません

1人で行動することは好きですが、複数人で行動することが嫌いなわけではありません。普段1人で行動することが多いと、誰かといることが苦痛なのではないか、何かに誘うと嫌がられるのではないか、と思われがちですが、そんなことはありません。孤独や寂しさを感じることはもちろんありますし、誰かと行動することで楽しさが倍増することももちろんあります。決して、”1人が好き=人が嫌い”というわけではありません

f:id:nejiresensei:20190829165230p:plain

・人に気を遣ってしまいます

私が1人でいる原因の一番が人に気を遣ってしまうことです。これに関しては完全に私自身の問題であり、周囲の人の問題ではありません。無意識のうちに、誰かと行動をしていると相手の思っていることを推し量ろうとしてしまいます。時には親しい友人や家族といる時までも、相手が今どんな気持ちでいるのかが気になってしまいます。おそらく、私が誰かと行動をともにしたいと思ったときは、気を遣うマイナスの気持ちよりも一緒にいて楽しいというプラスの気持ちが大きかったときです。そして一番苦手なのが宴会です。大人数の中にいると気が合わない人と接しなければいけないことも多く、その中でも気を遣ってしまうので、宴会の前は憂鬱な気持ちになります。

気を遣ってしまうことによる大きなデメリットは、自分から人を誘うことができないことです。たとえ仲が良い相手だったとしても、相手に予定があったらどうしようと思い、なかなか一歩踏み出せないことがあります。

f:id:nejiresensei:20190829165253p:plain

・自分の信念や考え方にこだわります

私は人と比べて、自分の信念や考え方に対するこだわりが強いです。そして、その信念や考え方が誰かの影響によって変わることはあまりありません。これも1人でいることが多い原因の1つと言えます。時に自分のやりたいことややるべきことといった自分の時間を優先することがあります。頭の中で、自分の行動をスケジューリングして、時間通りにタスクをこなすことにもこだわりがあり、誰かにこの時間を邪魔されることを少し煩わしく思います。逆にいうと誰かと過ごす予定が前もって決まっていた場合は、その予定に対する気持ちは強くなります。

f:id:nejiresensei:20190829165313p:plain

・ある程度何でもできます

1人で行動するためには身の回りのことがある程度できなければなりません。基本的な家事はもちろん、普段のスケジュールの管理やお金の管理にいたるまで、1人で苦痛を感じることなく行うことができます。そして、1人でこれらの行動を習慣で行うことで上達していくため、個人としてのスペックは周囲に比べて高いと思います。

f:id:nejiresensei:20190829165338p:plain

 

お1人様が好きなみなさんへ

胸を張っていきましょう。周りに気を遣っていたり怯えていたりしている間は、対人関係を心の底から楽しめません。少しずつ、自分をいろんな人に開放していきましょう。

誰かといるのが好きなみなさんへ

今のままで大丈夫です。お1人様を見つけたら、少しずつその人の心を開いていってください。