結果が出たのは運が良かっただけ
「運が良かっただけですよ」
人から褒められたとき、決まって私はこう言う。
嘘じゃない。謙遜しているわけでもない。
…
「努力は裏切らないって言葉は不正確だ。正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は裏切らない。」
私の尊敬する林修さんの言葉である。
私はこの言葉に異論はない。
しかし、ここでいう「正しい」とは何をもって判断するのか。
ここに、私が「運が良かっただけですよ」という理由がある。
私が「正しい」と思ったことが、本当に「正しい」かどうかはわからない。
その点で完全に私は、運まかせなのである。
もちろん何が「正しい」かを考えながら日々行動する。
効率の良い仕事方法を探す、専門分野の知識を学ぶ、最新のニュースを取り入れるetc.
しかし、現代の社会構造や科学は日々進歩を続け、「正しい」ことなんてどんどん更新されていくのである。
だから、諦めている
という話ではない。
何が「正しい」かがわからないからこそ、「正しい」と思うことを全てやる。
その結果、
「正しい」ことができていれば、結果が出る。
「正しい」ことができていなくても、正しくないことは何なのかを学べ、次の行動の判断材料になる。
私は、「正しい」と思うことを全てやるからこそ、
成功したことは運が良かったからだと思えるのだ。
そして、失敗を運のせいにする人は、あてにならない。